てんかん治療歴27年目

てんかんと診断され、治療27年目です。長く付き合っていく病気です。その期間中の出来事や治療について、正直挫折感もたくさん経験しましたけど思いについて綴っていきます。

どん底期2「母さんごめん、ありがとう」

立ち直ってからは新しいことにチャレンジするということを書きましたが人間簡単に立ち直れるはずないよと思っている方多いですよね。その通りです。

 

会社で発作が起きてそれが正気に戻った時、一番最初に思ったのは「恥ずかしい」もう会社いきたくない」ということでした。会社全員の視線が自分に突き刺さっているように感じました。次に思ったのは生まれておなければよかったということです。少なくとも人並みに努力して勉強もスポーツもして学生時代を過ごした。会社に入っても実績を積み昇進した。なぜこんな時に発症しちゃうの。なんか悪いことした?

 

母さんなんで産んだのって。遺伝の確立は非常に少ないんですけどね。でもてんかんって100人に1人はいる病気なんですよ。宝くじなんかよりよっぽど確立が高い。結婚もして子供も気難しい扱いづらい親なのに立派に育ってくれた。親は私の幸せを願ってくれていたし、裕福とはいえない家庭で大学まで出してくれた。感謝されこそすれ文句言われることはないですよね。

 

病気になると被害者意識が強くなります。みな誰かやなにかの責任にしてしまいます。運命とかはという言葉はあまり使いたくないですけど、どんな風に生まれても育っても発作は起きていたんですよね。だとしたら自分以外のことに腹を立てたり、責任を押し付けてしまうのは意味がないです。むしろ周りに感謝して「今日も一日機嫌よく過ごせてありがとう」と言っていたほうが心おだやかですよね。

 

「母さんごめん、ありがとう。今日も一日過ごせたよ。」

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読んでいただきありがとうございました。あくまで個人の感想です

治療については主治医とご相談ください。
パープルデー?
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