発作が起こった時どうする。
あなたのご家族やお友達が、ある日突然意識を失ったり、体の一部がピクピク動いたり、
けいれんを起こしたらどうしますか?
てんかん発作も突然起こる発作のひとつです。それは、十分の何秒のこともあれば、
数分のこともあります。始まりが突然なら、必ず自然に終わるのがてんかん発作の特徴です。
発作そのものが致命的になることは滅多にありません。
でも 発作のある人は、いつ発作が起こるかわからないことへの不安と緊張の中で生活しています。
まわりの人が注意すべきことは
①冷静になる
→気が動転しちゃいますからね。
②騒がない
→発作が致命的な原因になることはありません。繰り返しておきます。
③基本的にすぐ救急車は呼ばなくてもいい。
→②と同様です
そしてここからが具体的行動ですが、まず安全の確保です。
①あぶないところから患者を遠ざける。
②締めつけている服を緩める
③患者本人が怪我をしないように。
発作中、激しく突っ張りあるいはガクガクとけいれんしている間は、下あごに手をあてて、
上方にしっかり押し上げ気道を確保する。窒息や舌を噛むことを防げます。
けいれんが終わり、大きく息を吐いたら、あごを押し上げたまま顔を片側に向けて、
呼吸が戻るのを待ち、意識が回復するまでそのまま静かに寝かせましょう。
自動症の場合
(意識が曇ったまま歩きまわる行動)
私も夜そのケースがあったのです。この場合無理に行動を止めたりしないこと。
抵抗を示すことがあるそうです。
やってはいけないこと
①身体をゆする
②抱きしめる
③叩く
④大声で呼びかける。
昔から口にものを咥えさせるという言い伝えがありましたが間違いらしいです。
口の中を切ったりするそうです。また発作の後、意識がはっきりしないうちに
水や薬を飲むのも窒息の原因とのこと。
すぐ病院に行く必要のあるケースもあるので主治医とよく相談。
「慌てず騒がず冷静に」