てんかん治療歴27年目

てんかんと診断され、治療27年目です。長く付き合っていく病気です。その期間中の出来事や治療について、正直挫折感もたくさん経験しましたけど思いについて綴っていきます。

「前兆」は発作の一種

てんかん発作の中でよく「前兆」という言葉が使われています。
前兆のイメージでは「発作の前に分かる」と解釈されやすいのですが、実際は前兆は発作の一種です。

 


意識障害がなく、外見からは分からなくても自覚できるタイプの発作です。
では、なぜ前兆という言葉が使われているのか。
てんかん発作には最初から脳全体の異常が起きる全般発作と、ある特定した部分から異常が始まる部分発作といいます。

 

部分発作は意識障害のない単純部分発作、意識障害のある複雑部分発作に分けられます。
複雑部分発作も特定の部分から始まりまって何か自覚できる症状か意識障害も加わります。
これは発作の始まりの部分から周囲にまで異常が広がっている状態です。
この複雑部分発作の場合は、自分で何か感じてから意識障害が始まるため、発作後に意識障害が始まる前のことなら覚えています。
覚えている症状がいつも意識障害に入る前に自覚できるので前兆として感じるのです。
単純部分発作=「発作が起きる前」として本人は捉えています。

意識障害がないので、本人だけが「何か光って見える」「何か音がする」「匂いを感じる」「お腹の不快感がある」などどこから発作が始まるか、個人個人で自覚する症状は同じです。見聞きすることや会話や記憶することもできます。

 

私の場合、1点を見つめているとぼーっとしてくるような感覚がありました。日中は発作は起きていないと思っていましたが、短時間の発作が起きていたのかもしれません。他人からしら不思議な人だなと思われていたかもしれません。仕事でラインを外されてしまいましたが、こんな状況が影響していたのかもしれませんね。

 

あと発作が起きる晩、なにか匂いがしていたと言っていましたから、身体から出ていたのかもしれません。この場合は事前に分かることになりますから、最初の記述とは違いますね。頭の中は複雑です。証明されていないことも多々あるのでしょう。今度先生に会ったら聞いてみます。

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読んでいただきありがとうございました。あくまで個人の感想です

治療については主治医とご相談ください。
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