てんかん治療歴27年目

てんかんと診断され、治療27年目です。長く付き合っていく病気です。その期間中の出来事や治療について、正直挫折感もたくさん経験しましたけど思いについて綴っていきます。

お客様の前で突然倒れたら‼️

薬を飲みながら営業職をしていたら順当に昇進。今度は得意先の経営相談の課長を任されます。ポジション的にも悪くない。同期の中でも良いんじゃないと。


他人と比べても自分の生活の質は変わらないのに。バカだったなぁと今は反省しています。

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 井上雄彦 SLAM DANK 集英社


半年ぐらいたった時、お客さんの前で倒れてしまいました。‼️  後から思うと僕もビックリしましたが、上司も驚いたでしょうね。寝不足と薬の飲み忘れは本当に怖い。

 

ああ会社員としては決定的な状況です。お客様の前で倒れては。人前に出させたくないと思うでしょう。ストライク バッター アウトでベンチに下げられます。これでラインから外されました。

 

仕事に優劣はないとは言うものの今まで人前で話す、 判断すると言う仕事から、考えなくていいというのは辛い。アスリートの話でも取り上げたように、薬を飲んでいれば支障がないのですから。プライドもやる気もズタズタです。当然のことながら給料もさがりました。

 

ここから気持ちを前向きに変えて行くまで、私は3年かかりました。いやまだ変えている途中なのかもしれません。ここで負けちゃうとてんかんという病気でなく、鬱とか心の病気になってますます負のスパイラルになります。


人間は心と身体が密接にむすびついていますから、どちらが調子悪くても影響出てしまいます。

 

幸い明るい妻で共働きでしたからずいぶん助かりました。てんかんのことも、気持ちの浮き沈みの事も彼女なり勉強して普通に振る舞ってくれました。感謝です。

 

私にとってこの【普通】というのがキーワードです。なにも支障がない時がほとんどなのに、無知なレッテル貼られてしまった。【普通】していてもらえる事がどれだけ嬉しいことか。あなたもお分かりになると思います。

 

しかしレッテルを貼られてしまった事や仕事を変えられた事など、過去を嘆いても変わらないですよね。かっこいい事言っているようですが、私は今もそんな心の葛藤を乗り越えようとしています。

 

同じ境遇にある人たちが、【普通】に生活していけるためにはどうするべきか。私のライフワークとなりました。同じ病気に悩む人たちと自分の生活を一緒に考えていきたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。あくまでも個人の感想です。治療については主治医とご相談ください。
パープルデー?
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